2021/05/07 怒涛のような

ゴールデンウィークが去ったのと同時に

春も遠ざかったかな、という印象です。

シャツの袖をまくって歩いた昨日は、

はや初夏の気配がしました。

         ✤

なんとなく慌ただしかったこの1か月。

「往く春」を写真でちょっと回想......。

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【五輪の聖火が通過した直後の長野市新田町交差点/4月1日 19:43】

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【散り終えたソメイヨシノ/信州大学工学部 4月5日】

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【マイカーでの移動中、走行距離計が「123456」に!】

2021/04/28 月の名前

 29.5日おきに巡ってくる天空の月にも

それぞれ名前があることを教わった。

4月の満月を「ピンクムーン」と呼ぶらしい。

「桜色がひろがる季節にのぼる満月だからピンク。

 4月だけの呼び名なんですよ」とは

鈴木智恵・気象予報士からのご教示である。

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【長野市の空にのぼったピンクムーン/27日午後10時前】

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ものの本で調べてみると、アメリカ先住民がこう呼んだらしい。

一部を挙げてみると・・・・・・

 1月=ウルフ(狼が腹を空かす時季)ムーン

 6月=ストロベリー(苺の熟す時季)ムーン

 10月=ハーベスト(収穫の頃)ムーン・・・等々

季節と一緒の生活感が伝わってくる名称に暫し感心。

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 以下余談。3年ほど前の冬、善光寺門前で

劇作家・唐十郎さんの劇団員の女優さんと対談した折、

彼女が朗読した作品が「満月の中の満月」(唐十郎作)。

「バドリルブドゥールって読むんですよ、これ」

満月を、アラブの言葉でこう呼ぶのだと教わった。

月の名前は実に奥深い。それにしても、寒い月夜だ。

2021/04/26 距離と一票

「皆で集まることがむずかしい。

 声を掛けることさえ憚られる。

 どうしたもんでしょうねえ」

先日会ったある候補の陣営担当者は

困惑顔で宙を睨んでいた。

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【写真=上田駅前で選挙演説を聴く人たち/24日夕】

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参議院長野補選最終日の夕刻、2人の候補の遊説を

日が暮れかけた上田市内で聴いた。

人通りの多い商業施設や駅頭での訴えだが、

"密"を避けるためか、立ち止まる有権者は多くはない。

コロナ禍は明らかに選挙の風景をも変えていると感じる。

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「終盤戦には支持者と顔を合わせ、声を交わすことで

 団結意識や結束感って高まると思うんです。

 それが出来ると出来ないでは票の伸びも違います」

(前出・陣営関係者)

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候補者との距離が即ち、有権者と政治の距離ではないはず。

それでもどこか政治が遠い気がするのは、

私たちの命や生活に関わるコロナ禍などの諸々に、

政治がきちんと向き合っている実感がないせいなのか。

3つの国政選挙の結果が出た昨夜からきょうにかけて、

「距離」という二文字についてずっと考えている。

 

2021/04/09 順調、順調

新年度がスタートし、仕事場の景色も変わりました。

席替えだけでなく、番組キャスター陣も一新。

若手や中堅と呼ばれた面々がメイン席に座り、

ちょっとぎこちなさが見えたりもしますが

番組を懸命に執り回す姿に、遠目でほくそえんだりしています。

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【写真=4月からevery.メイン席の鈴木恵理香キャスター】

           ✤

私自身、新年度は報道キャスターから少し離れ

本来の「解説業」に極力傾注する日々を送っています。

国政選挙、コロナ変異株、食と経済などなど、

ある意味「何でもあり」の過酷な中身ではありますが(笑)。

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年度が替わるちょっと前、私自身は眼鏡を新調しました。

何のことはありません、老眼が進んだだけのことでして。

長年お世話になっている内科医の先生と話していたら、

「伊東さん、眼鏡変えたでしょ?」

「分かりましたか。実はちょっと進みまして」

今更、主語(老眼のこと)を言わずとも伝わる会話。

「はは、順調ですな」と先生。

「順調、ですか?」

「階段の昇りがキツくなったり、人の名前が思い出せないとか、

 それと一緒です。年齢を重ねればそれが順調ということです」

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以来、新しい眼鏡をちょっとだけ堂々と掛けています。

順調、順調、自分に言い聞かせながら。

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生放送直前、原稿に追い込まれ目尻が吊り上がりぎみの

若手キャスターを横目で見ながら、

「君たちも順調、順調」と心の内で呟いております。

2021/03/30 春陽

急に季節が入れ替わったような陽気に

春コートなしでも戸外を歩ける日中です。

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取材先の南信・駒ヶ根市内で立ち寄った食堂での一枚。

出されたコップが、厚みあるレトロなデザインで、

窓から差し込む陽差しが何とも小洒落た光景を作っていました。

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年度替わりの今、TSB社内もあちこちで机の引っ越し作業中。

花を見上げてもよし、身近なものをじっと見やってもよし。

弥生の終わり、やはりそわそわしますな。

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