当初の案は英字表記の「KAIGO」だったのだが、
見た目の分かり易さとシンプルさなどを理由に
「介護」という漢字表記にタイトルは落ち着いた。
車椅子のお年寄りと向き合う写真右側の男性が
主人公のロフマンさん。インドネシア出身の介護士だ。
13年前に来日、上田市の施設で働きながら学び、
日本の介護士資格を取得した。
だが、ほどなくして彼は信州を離れることになるのだが。
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あす放送のドキュメンタリー「チャンネル4」は
13年間にわたる継続取材がかたちになった。
そこから見えてくるのは、海外の人材に頼らざるを得ない
日本の介護の現実。さらには、いつまで彼ら彼女たちに
頼り続けられるのかという、ある種のジレンマである。
「介護」という仕事も言葉も、ロフマンさんの国には存在しない。
そのことに改めて驚かされた。
私自身が老いる頃、この国に「制度としての介護」は残っているのか?
そんなことさえ考えさせられる。
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●番組:「チャンネル4~ロフマンと介護」
●放送:5月22日(土)午前9:30~10:25
ナレーター:小山茉美
ディレクター:久和健一郎
音効・MA:大沢しおり
プロデューサー:伊東秀一
●番組ホームページはこちら↓
https://www.tsb.jp/bangumi/ch4/