2023/08/01 戦争手記を読む

標的は当時の国鉄長野機関区(現・長野駅周辺)、

長野市大豆島にあった長野飛行場(1990年廃止)、

そして現在の篠ノ井高校周辺にあった航空機の

部品製造工場だったという。A7A9A036-0674-4F75-A8F5-B83F9C31B842.jpg

1945年8月13日の「長野空襲」体験者の手記を読む

朗読会が今月半ばに近付いてきた。

記録集などから4編を、僭越ながら私が朗読する。

(※資料提供:長野県図書館協会)

          ✤

ともすれば役所や軍が保存する公的・公式な文書が

主になりがちの「戦争記録」ではなく、

体験者=住民が書き残した文章だけに

かえって生活感と恐怖感が伝わってくる。

どう読み、どう伝えるか?責任の大きな朗読会、

そんな気がしている。 

2023/07/31 暑気払いの1着

猛暑、というより酷暑お見舞い申し上げます。

私のように報道番組を長くやっていると

ダークスーツのイメージが定着しがちですが......、

 

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淡い色の涼し気なジャケット、いかがでしょう?

実はこれ、タレントの峰竜太さんから頂いたもの。

正確に言うと「おさがり」なんですが、

峰さんが大事に着ていらしたものらしく

傷みも崩れもまったくありません。しかも私の体形にピッタリ♪

今週は周りに見せびらかしながら出演しようと思っています。

峰さん、有難うございます。酷暑ご自愛下さいませ。

 

2023/05/19 道草しながら本を読む

「最近、なに読んでますか?」

朗読会で以前ご一緒したフリーアナウンサー氏からこんな便りが届いた。

机上に積んだままの何冊かと、鞄に入れっぱなしの何冊かを引っ張り出して

とりあえず積み上げてみた。著者もジャンルもバラバラですね。

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「義務的に」読む仕事上の本と、「好きだから」読む個人的な本。

両者の間を行ったり来たりする道草的な読書なので、

分野が定まらないのは仕方ないのかもしれません。

普段「声に出して読む」のが生業ゆえ、「読む」という2文字に触れると

どうも仕事の影がチラついてしまうのです。やれやれ。

2023/05/08 「海くらいできる」

 

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「当たり前じゃん、雨が降れば海くらいできるよ」

映画『千と千尋の神隠し』に登場するリンさんの、

あの科白がふと思い出されます。

ああ、海だ・・・と。

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まる一日降り続いた雨があがった今朝、

いつも子供たちがサッカーボールを蹴り回る

公園の芝生広場の一郭に‟海"ができていました。

          ✤

人混み、地震、戴冠式などニュースの多かった連休。

大雨が抜けた休み明けは、風も強い。

願わくば海のように凪いでくれるといいのですが。

 

 

2023/04/27 お別れが言えること

公民館のロビーに展示されたパネルには

笑顔の少年、凛々しい黒帯姿の青年が。

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2020年4月に79歳で他界したC.W.ニコルさんである。

きのう26日、永住の地となった信濃町で営まれた

追悼セレモニーの会場に、彼の足跡が展示された。

コロナ禍でなかなか開けず、死去から3年が経って

ようやく実現した「お別れの会」には

降りしきる雨の中、県内外から約100人が集まった。

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式典直後の生放送となった『ゆうがたGet!』には、

ニコルさんの親友、歌手の加藤登紀子さんが生出演。

故人が守り育ててきた「アファンの森」を背景に

ニコルさんの思い出や森のこれからを語って下さった。

           ✤

伊東「今の戦争や環境、世界を見たらニコルさんは?」

加藤「怒ると思いますよ!お酒飲みながら(笑)」

           ✤

オカシイ物事に正面切ってもの申す大人が

いなくなってしまった寂しさを痛感した日。

でも、きちんとお別れが言えて良かった。

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