2024/05/03 「火が飛ぶ」現場へ

鎮火した山火事の跡に初めて入って、驚いた。

斜面一帯が一面焼けているのではなく、

焦げた跡が点々とまだら模様に散っている。

ああ「火が飛ぶ」とはこういうことか、と。

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現場は松本駅から南東へ4㎞の、松本市中山の山林。

山並を超える空気が乾燥しやすいこの時季、

松本の地形は、いわゆるフェーン現象が起きやすいという。

様々な要因が、山を2日間も燃え続けさせたらしい。

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鎮火後の周辺では、何事もなかったように

田起こしの作業が続けられていた。

(写真=棚田の後方奥が火事のあった山林)

 

 

 

 

2024/04/28 おかえりなさい!

大型連休1週間前の日曜、松本市内の高校に

フリーのアナウンサーや局アナなど5人が集まった。

(写真:松本蟻ケ崎高校で。うち1人は私です)

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毎年恒例となった高校生向けの放送技術講習会。

今年の各種放送コンクールに挑む生徒を対象に

アナウンス、朗読、撮影、番組制作などの技術を

現場の専門職である我々が教える場なのです。

          ✤

嬉しかったのは、8年前の放送コンテスト「TSB杯」に

出場した当時の生徒さんが、地元の局アナとして里帰り、

今回の指導陣に加わって下さったこと。

(写真中央:テレビ松本アナウンサー・根津 葵さん)

伝わり、繋がり、拡がっていく嬉しさ。

言葉と放送の世界に若い仲間が増えていく嬉しさでもあります。

2024/04/13 にわか先生、始動

例年のことながら新年度が始まった直後は

賑やかな大学のキャンパス。

だが今年の賑わいはひときわな気がする。

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コロナが明けて初めての年度初めだからだろうか。

新入生で溢れかえる信州大学松本キャンパスの混雑は、

何年振りかと思わせる会話と笑い声と

サークル勧誘の声が飛び交っていた。

          ✤

メディアリテラシーをテーマに据えた私の講義が

今年もまた始まった。週に一度の稚拙なゼミも、

数えてみたら今年でもう15年目である。

私こと今年度は「特任准教授」なる肩書になり、

責任の重みに戸惑いながら、にわか先生はまた

日々迷いながら教壇に向かいます。

2024/03/29 往く春、来る春

 

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きのう、久し振りに実家を訪ねたら

庭の隅で梅がふっくらと花開いていた。

天邪鬼(あまのじゃく)な私は、

サクラよりも梅が好きだったりする。

気が付けば春の盛りも、もうすぐらしい。

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春はまた、番組が大きく変わる「改編期」。

おとといの『ゆうがたGet!』では、17年間お世話になった

料理コーナーの草間順子先生が最後のご出演となった。

名コンビだったマンモウ飯田さんの、

これほど寂しそうな顔は初めてだったかも。

新しい季節の始まりは、常にさみしさと紙一重。

さて、私も準備をせねば。

新年度まで、あと3日。

2024/03/12 ゴジラのいる三丁目

数ある「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズで、

たまたま最初に観た作品にいきなりゴジラが登場して

度肝を抜かれたのが、昨日の事のように思い出されます。

(写真は去年の『映画監督 山崎貴の世界』展@松本市美術館で)

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「山崎貴監督がオスカー受賞」の速報がTV画面に流れた瞬間、

思わず「よっしゃ!」の声が腹の底から出ました。

           ✤

「松本の山崎監督から、もう世界の山崎監督ですよ」

生放送で松井美幸アナが放ったひと言の重さが、

まる1日経った今日になってじわじわと浸みています。

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去年、山崎監督の地元・松本市で開かれた展示会の

開幕式典でご一緒した時のあったかーい人柄が

"世界のYAMAZAKI"の根っこにあったのだと

今更ながら感じます。

おめでとうございます、監督!

あー、またお会い出来たらいいなあ(一ファンとして)。

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