おととい放送の「渡部陽一のまつもとフォト散歩」、
ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
きょうは、ロケのこぼれ話をちょこっと。

このマスクのワンポイント、なかなか粋だと思いません?
蔵の街として知られる松本市中町通りでの撮影中、
地元商店街の方から頂いたものなんです。
蔵をデザインしたシンプルな構図とサイズが絶妙で、
実際に着用してみると(下の写真)こんな感じに。

【「ゆうがたGet!」スタジオで/撮影は齋藤沙弥香アナ】
オジサンのアップショットで失礼。渡部さんの方がよかったかも。
私も渡部さんも実はこのマスクがいたく気に入り、
「これ着けて撮影したらダメ?」と提案してはみたものの、
「ダメです!お二人の顔が分かんなくなります」とディレクター氏。
✤
マスク出演は叶わなかったが、時折着用しては会う人ごとに
「どう、これ?」と自慢して回っている(子供みたいだね、この人)。
鏡を覗くたびにチラリと映る蔵のマークが、
あの白壁の街並みをやわらかく思い出させてくれるのです。
「"おじさんぽ"らしい雰囲気でイイですねぇ」
と、ディレクター氏がつぶやいたのは、
蔵の街を歩いている時だったか、橋の上だったか。
「ねえ、これってそういうタイトルの番組なの?」
「いえいえ、あくまで仮タイトルですから、仮!」

こんな会話を、もうひとりの"おじさん"は隣でニコニコと聞いておられる。
戦場カメラマン・フォトジャーナリストの渡部陽一さん(写真右)である。
私と同世代だが、渡部さんの方がややお若い。
今回は城下町・松本を"おじさん"2人がふらりと街歩きするという番組。
住む人に、訪れる人に優しい昔からの街づくりの工夫を
写真家の目線で切り取ってもらうと、さてどうなるのか?
商店街で、歴史ある建物で、お城の庭で、
あのほんわかと鋭い"渡部節"が炸裂します。
いやー、仕事を忘れて(ごめんなさい)楽しかったなあ。
放送はあす ●12月19日 午後2:30~3:00
詳しくはこちらから ↓
https://www.tsb.jp/bangumi/special/2020/12/post-2410
わが居間の隅っこに鎮座している小さな「富士山」。

実はこれ、春先に開けてしまった障子の穴を塞いだ時のもの。
ただ紙を張り替えるだけじゃつまらない、との遊び心といいますか。
机周りに山積みされた本を移動中、手元が狂った結果として
このような富士山と相成ったわけです。
✤
思い返せばこの9カ月近く、いつになく本は読みました。
随分昔に読んだものを再読、再々読したものもあれば、
数ページ読んで放棄してあった1冊を最初から読み直したり。
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自身の読書記録をブログに綴っている友人や、
「最近何読んでますか?」と定期連絡をくれる
フリーアナウンサーの方などなど、
私の周囲には不思議と「本読み」が多い。
そんな仲間たちから刺激をもらいつつ
一日一度はページを開く習慣がいつの頃からか身についた。

読んでいる本が知られると、他人に頭の中を覗かれてるようで
実は恥ずかしかったりもするのですが。
✤
さて、「何読んでますか?」への答えになるかどうか、
私の机上の「積ん読」コレクションの一部(写真)です。
それにしても随分溜まってますね、ホコリが・・・・・・。
きょうはごく私的な話を書くことをお許し願いたい。
この1年余り、足繁く通った建物が間もなく取り壊される。
去年の台風災害で1階天井近くまで泥水に浸かった1軒の住宅。
実は、私の叔父夫婦の家である。ともに80半ばを過ぎた2人は
ここに家を再建することを諦め、今は高齢者施設で暮らす。

秋の終わり、2人に代わって現地での住居解体手続きを終えた私に、
隣に住むMさんご夫婦が声をかけて下さった。
叔父夫婦がこの地に住んでから半世紀近いお付き合いである。
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「そう、壊すのかね。じゃあもうここには住まないんだね」
「この花、毎年よく咲いててね。私らも見るのが楽しみだったんだよ」
Mさんの視線の先には、庭先で叔母が育ててきたひと株の椿があった。
1年前、泥にまみれて葉の色さえ見えなかった樹は、
いつの間にか艶やかな緑の葉を茂らせている。

あの椿は今頃、Mさん宅の庭に引っ越しを終えているはずである。
叔父夫婦がいなくなった後も、冬ごとにずっと花を咲かせるのだろう。
長沼に暮らすどれほどの人たちが、長くいとおしんだ家や庭を失ったのか。
✤
台風災害から2度目の師走。年が暮れる頃、あの椿を育てた小さな庭は
更地に変わっているはずである。
夕刻、ひと気のない社員食堂で資料整理をしようと
スクラップの束を抱えていったら、思わぬ場面に遭遇。

齋藤沙弥香アナと宮代香織リポーターが激しいダンスの練習中なのです。
聞けば、いま流行りの曲「Dynamite」の2人ダンス・バージョンを
インスタグラム(=画像・ショート動画投稿サイト)に載せるとのこと。
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仕事片手に傍らで見ながらまあ感心したこと。それは2人揃って
カラダが柔らかいのなんの。それは足の上がり具合で分かります。
齋藤アナのキックなんぞ、足先が顔の高さまで上がるんですから!

昔、『〇〇〇に怒られたい』という深夜番組があったのを思い出します。
グラビアアイドルが、カメラ目線で視聴者に向かってひたすら怒り続ける。
時には罵詈雑言に近い強烈な言葉も飛んでくるというレアな番組。
それが一部の男性視聴者に絶大な人気だったのだとか。
私も動画サイトで見て、実はちょっと魅かれた(?)クチでありました。
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さて、『齋藤沙弥香に蹴られたい』なんて番組があったら、見ます?
齋藤沙弥香ファンの方も、そうでない方も、
お時間あったら『ゆうがたGet!』のインスタグラムを覗いてみて下さい。
蹴られてみたい、と思うファンが増えたりなんかして。