たいして働いたわけでもないのですが、
年末年始にやった雪かきの筋肉痛が
今頃になって襲ってきている始末です。
またひとつ年(齢)をとったか、と実感。
降りしきる雪の中、
ひたすらスコップを動かしていたら、
昔読んだ一節が不意に思い出されました。
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太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ。
(三好達治「雪」1930年)
この年末年始、子や孫の顔を見るのを待ちわび、
叶わなかった大人たちがどれほどいたことか。
父母や祖父母と一緒に卓子を囲めなかった
子供たちがどれほどいたか、と考えます。
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新しい年は、多くの太郎や次郎たちが
普通に家族と会える年になってくれたら。
そんなことを思っています。
今年もどうぞ宜しくお願いたします。