2021/01/04 太郎の屋根に

 たいして働いたわけでもないのですが、

年末年始にやった雪かきの筋肉痛が

今頃になって襲ってきている始末です。

またひとつ年(齢)をとったか、と実感。

降りしきる雪の中、

ひたすらスコップを動かしていたら、

昔読んだ一節が不意に思い出されました。

         ✤

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ。

次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ。

     (三好達治「雪」1930年)

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 この年末年始、子や孫の顔を見るのを待ちわび、

叶わなかった大人たちがどれほどいたことか。

父母や祖父母と一緒に卓子を囲めなかった

子供たちがどれほどいたか、と考えます。

         ✤

 新しい年は、多くの太郎や次郎たちが

普通に家族と会える年になってくれたら。

そんなことを思っています。

 今年もどうぞ宜しくお願いたします。