あす9月19日全国公開の映画「宝島」。
アメリカの施政統治下にあった戦後の沖縄で、
もがくように生きる若者たちが描かれた作品だ
主演の妻夫木聡さん、大友啓史監督にお話を伺う機会を得た。
撮影前に沖縄のガマ(洞窟)を見たり、コザ(現・沖縄市)暴動の
体験者を直接訪ねて話を聴くなど、事前の勉強を重ねたという。
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「(沖縄の事を)勉強して学んできて、知ることは当然大事なこと。
でも感じることを忘れてたのかもしれない。本当の意味で
当時の人たちの声を聴かないと」(妻夫木)
妻夫木さんは丁寧に言葉を選びながらロケを振り返って下さった。
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大友啓史監督は私とほぼ同世代。かつて沖縄が舞台の連続ドラマ
「ちゅらさん」シリーズを手掛けた元テレビ人でもある。
「僕らが生きるための力になる大切なことが、あの時代の
沖縄の歴史、この物語の中にたくさんあると思う」(大友)
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戦後80年の節目に封切られる注目の1本。
あす19日、県内のスクリーンでも上映が始まる。
(※写真:松本市の先行上映会で。右から大友監督・妻夫木さん・私)