撮影したのは秋の彼岸。ちょっと前の写真だがご容赦願いたい。
長野市郊外にある実家の墓参りに行った時の1枚。

墓石の一隅に見つけた小さな茶色の塊り。カマキリの卵である。
卵を産みつけた位置が高ければ、その冬は大雪予想。
低ければ積雪は少なめ、との言い伝えは亡き祖父から聞いた。
冬場の積雪量を予測し、埋もれない高さに卵を産むのだそうだ。
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ご先祖様への無礼を承知で測ったら、ちょうど私の腿の付け根あたり。
うーん、これって高いのか?低いのか?
比較対象するものがないので何とも言えないのだが、
ただこの一点については感心せざるをえない。
"予知能力"のある野生生物はスゴイ、ということ。
いつの写真?といぶかられそうですが、
つい先日の晩に、風呂上りに自宅で撮影したもの。

火照った身体を冷ましているうちに、脛を刺されまして。
まだいたんです、蚊が! もうこの時季なら、と油断しました。
朝夕はめっきり涼しい一方で、日中の暑さはなかなかのもの。
そんな気候も影響しているんでしょうか。
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そういえばこれと同じ頃、縁側に咲き残った鉢植えのあたりを
大人の親指ほどもある蜂が羽音をたてて飛んでおりました。
夏の名残りが続く中、秋が短くなっている気がするのは
今年ばかりではないようです。
あれ、虫刺されの薬は? どこに置いたっけ💦
インドネシアが母国のロフマンさんは、
日本の介護現場を支える人材として
上田市の施設でお年寄りの世話をしていました。
4年かけて日本の介護福祉士の国家資格も取得。
でも、思うところあって彼は日本を離れます。

再び長野に帰ってきたロフマンさん(写真中央)。
今度は別のかたちで介護の仕事に関わることを考えていたのです。
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今年5月の「チャンネル4」でお伝えしたロフマンさんの物語が
あさって日曜、日本テレビ系全国ネットでの放送です。
「介護」という言葉も仕事もないインドネシアでは、
老いた身内は家族が看る(看取る)のが当たり前なのです。
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ナレーターは映画・ドラマ・CMで活躍する女優・土村 芳さん。
「ロフマンさんたちの肩越しに、日本の介護が抱える課題が
見えてくるはず」(久和健一郎ディレクター)
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●「NNNドキュメント'21
~帰ってきたロフマン ぼくが介護をやめたわけ~」
●9月19日(日) 深夜24:55~(テレビ信州制作・全国ネット)
●ナレーター:土村 芳
ディレクター:久和健一郎
プロデューサー:伊東秀一
先週金曜、菅総理の突然の退陣会見のニュースにより、
放送延期になった戸隠の和太鼓奏者・佐藤健作さんの企画は
あす8日(水)の「news every.」で放送となります。
お待ち頂いていた皆さん、申し訳ありませんでした。

東京五輪閉会式に轟いたあの巨大な和太鼓(写真=戸隠の稽古場で)。
あすのevery.でその響きをもう一度感じて下さい。
道行く人たちがまぶしそうに見上げ、
散歩中の園児たちは指をさして声を上げる。
その視線の先には、青空を背に立つテレビ塔。

見慣れた鉄塔はいま、足場と防護フェンスに囲われ、
巨大なロゴマークを取り外す作業が行われている。
開局以来40余年、善光寺平を見下ろしながら
休みなく電波を送り出し続けるTSBのランドマークだが、
歳月による老朽化には抗えず、今回の取り外しとなった。

作業する人と比べてみると、ああこんなに巨大なロゴだったのかと。
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私が県外に就職した当時、長野新幹線(現・北陸新幹線)はまだ開通前。
在来線で帰省するたび、終着駅が近付くと車窓のはるか遠くに
長野の街明かりが見えてくる。その一角にぽつんと灯っていたのが
「TSB」の緑のロゴマークだった。
私にとってもある意味"故郷のランドマーク"。暫しの間、お別れである。