2019年に20人ほどいた受講生徒は、今回5人。
それでも久しぶりの教室は、私にはとても新鮮でした。

長野県高校文化連盟とTSBが毎年共同で開いてきた
高校生向けの放送技術講習会が3年ぶりに開かれました。
松本蟻ケ崎高校に集まった県内高校の放送部員は計99人。
写真はアナウンス中級クラスに参加してくれたメンバーです。
(★注:左端は生徒ではありません。私です!)
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「今までは感染防止そのものが日々の目的でした。
これからは、何か行動するために感染対策をする。
行動することが目的にならなくては、と思います」
先日取材した感染症の専門医は、大型連休を前に
こんな話をしてくれました。
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動き出すために、出来る対策を、ひとつずつ、確実に。
私の稚拙な話を真剣に聴いてくれる高校生を前に、
「ひとつずつ」の重みをあらためて心に刻みました。
(※写真撮影はフリーアナウンサーの浅井みどりさん)
きょうは〇〇ちゃんに会いに行きます。
さて、〇〇には誰の名前が入るかな?
こんなアホな問いを男友達に一度でいいから
してみたい、という妄想がふつふつと。

長野市で開催中の『江口寿史イラストレーション展 彼女』の
会場に足を運び、真っ先に撮影したのが上の1枚。
(※写真撮影OKの展示会なのです)
異性の好みって、案外と他人に見透かされやすいかもしれません。


昔から「好きな女のコのタイプは?」と訊かれ、
「腹筋の割れてる子」と答え、大笑いされてきた私。
でも好みというのは年齢に関係なく変わらないものでして💦

階段の踊り場にもいるんです、彼女が。
ちょっと会いたくなるようなチャーミングな女の子が、
原画から等身大パネルまで350人以上。
ちょっと「待ち合わせ気分」でお立ち寄りください♬
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●北野カルチュラルセンター(長野市中央通り沿い)
●4月24日㈰まで

『マスクをしていた耳がいたい』(2021年)。時代感あふれる1枚。

いきなりの写真で失礼。けさの我が家の食卓です。
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「研いだお米と水に、炊き込みご飯の素を入れて、
ちゃんと混ぜたのに炊けなかったことがあって。
何故?って思ってたら、混ぜちゃイケナイのね、あれ」
とは家人の弁。
そう、炊き込みご飯の素って、混ぜないで
お米の上に乗せるだけでいいんですね。
ものの本を検索したら、浸透圧によってお米の内部に
しっかり水分が入り込み、ふっくら炊き上がるという原理。
「素」と米を混ぜると、その浸透圧が変わってしまうのだそうです。
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「料理というのはクリエイティブな作業だからね。
アナウンス、放送の仕事と一緒です」
とは職場の大先輩が、この春TSBを卒業した女性アナウンサーに
贈ったことば。彼女は料理がとても得意でした。
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クリエイティブ。ことばを生業とする者にとって、
いつも頭の隅に置いておきたい語。
もちろん、料理が得意でない私にも......。
さあ、新年度の始まりです。
鑑賞料は、入り口ではなく出口で支払う。
それがこの美術館のルールに以前からなっている。
久しぶりの館内を二巡ほどしてから、出口へ。

受け取ったチケットと案内に加え、もう1枚、小さな紙片が。
戦禍のウクライナへのメッセージが記されていた。
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上田市塩田平を見下ろす小高い山の上にたつ
「戦没画学生慰霊美術館・無言館」はことし開館25年。
戦争の歴史、戦後の歴史、人間の歴史が
1枚1枚の絵に刻み込まれているといってもいい。
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「戦争が無ければ、無言館などという美術館は
無くたっていいはずなんです」
雑談がウクライナの戦況の話に及んだ時、
窪島誠一郎館主は穏やかな語気を、一瞬だけ強めた。
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戦争に関わり続ける美術館にしか、出来ないこと。
80歳を迎えた館主は、日々そのことを考え続けている。
私たち番組スタッフから「カッキーさん」と呼ばれ、
大柄な体格と愛らしい人柄で親しまれた垣下裕司さん。
彼が亡くなって1年余りが過ぎました。享年48。
おとといの『ゆうがたGet!』では、半年間にわたって
がんと向き合ったカッキーさんの最期の様子を特集しました。
✤
彼の要望で、病室での様子をカメラに記録したのが
TSBの小口浩美ディレクター。彼女自身もがんを経験しています。
その経験をもとに、病との向き合い方、生き方を次世代に語る
「長野県がん教育外部講師」もつとめる小口ディレクター。
彼女が取材したドキュメンタリーが、あす放送されます。

【教壇に立つ小口浩美ディレクター(上)】写真は番組映像より


●『チャンネル4 がん教育 明日を生きる君たちへ』
●3月26日(土) 午前9:30~放送
●ナレーター:松本光生(俳優)
ディレクター:小口浩美
プロデューサー:谷口考司
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私事ながら、我が家は祖母、母、父の3人ががんを患い、
祖母は私が就職した春に他界。母は手術後20年が過ぎた
今も健在で、父は別の病で入院生活を送っています。
統計上、2人に1人ががんになるという現代。
これはがんに限った話では決してなく、
病と共に生きる時代を自分たちは生きているのだ、
ということを考えさせられます。