鑑賞料は、入り口ではなく出口で支払う。
それがこの美術館のルールに以前からなっている。
久しぶりの館内を二巡ほどしてから、出口へ。

受け取ったチケットと案内に加え、もう1枚、小さな紙片が。
戦禍のウクライナへのメッセージが記されていた。
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上田市塩田平を見下ろす小高い山の上にたつ
「戦没画学生慰霊美術館・無言館」はことし開館25年。
戦争の歴史、戦後の歴史、人間の歴史が
1枚1枚の絵に刻み込まれているといってもいい。
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「戦争が無ければ、無言館などという美術館は
無くたっていいはずなんです」
雑談がウクライナの戦況の話に及んだ時、
窪島誠一郎館主は穏やかな語気を、一瞬だけ強めた。
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戦争に関わり続ける美術館にしか、出来ないこと。
80歳を迎えた館主は、日々そのことを考え続けている。
私たち番組スタッフから「カッキーさん」と呼ばれ、
大柄な体格と愛らしい人柄で親しまれた垣下裕司さん。
彼が亡くなって1年余りが過ぎました。享年48。
おとといの『ゆうがたGet!』では、半年間にわたって
がんと向き合ったカッキーさんの最期の様子を特集しました。
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彼の要望で、病室での様子をカメラに記録したのが
TSBの小口浩美ディレクター。彼女自身もがんを経験しています。
その経験をもとに、病との向き合い方、生き方を次世代に語る
「長野県がん教育外部講師」もつとめる小口ディレクター。
彼女が取材したドキュメンタリーが、あす放送されます。

【教壇に立つ小口浩美ディレクター(上)】写真は番組映像より


●『チャンネル4 がん教育 明日を生きる君たちへ』
●3月26日(土) 午前9:30~放送
●ナレーター:松本光生(俳優)
ディレクター:小口浩美
プロデューサー:谷口考司
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私事ながら、我が家は祖母、母、父の3人ががんを患い、
祖母は私が就職した春に他界。母は手術後20年が過ぎた
今も健在で、父は別の病で入院生活を送っています。
統計上、2人に1人ががんになるという現代。
これはがんに限った話では決してなく、
病と共に生きる時代を自分たちは生きているのだ、
ということを考えさせられます。
「あと少しで20万回ですからね、見落とさないように」
と仕事仲間から耳打ちされ、あらためて覗いてみたら、
「あっ!超えてるではないか、20万回!」
前回視た時は18万回と表示されていたのですが。
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テレビ信州公式YouTubeチャンネルの動画
『衝撃の一言!反田さん、ピアノ弾けるんだぁ?』が
掲載から3か月あまりで再生20万回に達しました。


【去年12月3日・軽井沢大賀ホールで/撮影:テレビ信州事業局】
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ショパンコンクールから1ヶ月半ほど経った去年12月、
帰国した反田恭平さん(2位)と小林愛実さん(4位)が
揃って軽井沢入りされた折の貴重なインタビュー動画。
世界の「頂」を目の当たりにしたお二人の音楽への思い、
小学校からの幼馴染だからこその気心知れた会話が、
いま聴き直しても実に楽しく、それでいて深いのです♪
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反田さん、小林さん、ホントに有難うございます。
是非また聴かせて下さい、あの絶妙なトークを♪
まだご覧になっていない方は覗いてみて下さい。
お二人の素顔が垣間見えるはずです。
力士としての実力だけでなく、
多くの人を惹きつける茶目っ気と人柄は、
早くから"横綱級"と言われてきました。
そんな彼が取材カメラの前だけで見せた
苦悩とも孤独とも見てとれる微妙な表情。
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大関昇進を決めた御嶽海(木曽郡上松町出身)の
知られざる苦闘の7年間を、あすお届けします。

いつも笑顔の人ほど、人知れず涙している。
そんな言葉が思い出されます。
ナレーターは、経済ドキュメンタリーなどの
語りでもお馴染みの俳優・高川裕也さん。
テレビ信州独占映像も多数!ご注目下さい。
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■特別番組『大関 御嶽海』
■3月12日㈯ 午後3:00~放送
ナレーション :高川裕也
ディレクター :久和健一郎
プロデューサー:伊東秀一
「寒かったのは覚えていますけど、(体力的に)
きつかったかなあ?そっちは覚えてませんね」
事件当時34歳だった写真家は照れたように笑った。
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50年前の‟あの日"、どの場所にいましたか?
そのひと言を訊くため、稚拙に鉛筆を走らせ
1時間ほどかけて絵を描いてみた。

‟あの日"、催涙ガスと銃弾が飛び交た「あさま山荘」。
あの現場、あの瞬間に立ち会った人物を訪ねた。
50年という歳月を経た今、何を感じ、何を思うのか。
山荘に警官隊が突入した日から週明け2月28日で50年。
当日の「news every.」でお伝えする。