この半年ばかり、身の回りで「故障」が続いてまして。
14万km走った愛車が年明けに高速道で動かなくなり、
キーホルダーに付けていたヒスイ(石)のお守りが割れ、
先月には、30年近く居間で時を刻み続けた柱時計が
停まってしまったのです。
思い返せば、私が小学生の頃に古い居間の柱に掛っていたもので、
結婚を機に、実家の物置で眠っていたのをもらいうけ
我が家で使い続けてきました。
祖父が生前、欠かすことなく毎月ねじを巻いていた姿が
思い出されます。
✤
その柱時計のことを、白馬村のヒスイ職人さんに話したら、
「それはきっと、持ち主を守るために何か悪いものを
引きうけてくれたんだと思いますよ。
長く使っているモノほど、そうなんでしょうね」
✤
ちょっと胸が熱くなった気がしました。
今度の休み、時計屋さんに持って行ってみよう。
直るといいのだけれど......。