こんなタイトルを付けると、
豚のパイロットが操る紅色の飛行艇とか
世界的大怪盗の相方が使いこなす拳銃とか、
アニメ的発想ばかり浮かぶのは私だけでしょうか。
アナウンサーにとって「愛機」といえば、
実はストップウォッチのこと。
ニュース原稿やナレーションの長さを測り
映像の秒数に合わせる作業には不可欠の道具で、
1人1本必ず常備しているのです。
かくいう私のそれは、35年前に入社した前職場で
支給されたデジタル式のもの。
数か月前、内部の金具の接触が悪くなり
秒数を表示する液晶の数字が停まったままに。
何度か自力で分解していじってはみたものの、
やはり修理に出さないと無理かなぁ。
実は、私と同じ思いを味わっているのが
「news every.」の鈴木恵理香キャスター。
彼女の‟相棒"が故障してしまったのです。
たかが道具というなかれ、手に馴染んだ1本は
小さくても手放しがたいもの。
ストップウォッチをめぐる鈴木キャスターの顛末は
2月3日(木)の読売新聞長野版掲載のコラム
『マイチャン。な日々』で触れられています。
道具と時間にまつわる彼女の思いの一端が
垣間見えるはずです。