2021/12/27 牛をめぐる‟論"

産地直売の野菜や果物を買うのが好きで、

家人とよくあちこちを巡ります。

農産品の良さが、ある種の直球で伝わってくる、

そんな場所がこの産直だと感じます。

でも、これが食肉となるとそうはいきません。

衛生・安全基準に基づいて都道府県が許可した施設以外では

家畜を肉にする加工・処理が認められていないからです。

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その必須施設である食肉処理場が閉鎖された地域では、

地元畜産農家が牛の出荷先に苦慮しています。

「後継者もいないし、牛の行き先まで無くなった」

そんな農家のつぶやきから、この企画取材は始まりました。

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取材先は長野県内に留まらず、真夏の古都・京都へ。

そこでは地元京都産の牛肉に匹敵する高い評価が

「信州牛」に与えられていました。

そこから見えてきたのは信州の牛肉・食肉をめぐる

内外の「評価差」と「公と民」の関り方でした。

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【写真=京都府亀岡市の牛舎を取材中のスタッフ】

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今年最後の「news every.」(きょう午後6:15~)は

肉牛をめぐる議論の一端を大型特集でお伝えする予定。

知られざる食肉の現場と、信州自慢のブランド牛肉を支える

課題が見えてくるはずです。

この「牛をめぐる議論」、皆さんも是非考えてみて下さい。