仕事場のデスクに2通の郵便が届いていた。
1通は県内某自治体の首長からの残暑見舞い。
もう1通は拠点病院に勤務する感染症専門のドクターから。
地方自治や選挙の話、そして拡大する感染症禍について、
勉強不足の私が日頃から教えを乞うている2人の"先生"である。
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首長氏は、一気に増加基調に転じた新型コロナの感染者数を睨みながら、
毎日のように発表される大雨・土砂災害関連の警報にも神経をとがらす。
【写真:激しい雨に立ち往生する私の自転車/きょう午後・長野市】
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一方のドクター氏は、いっとき続いた猛暑の日に搬送されてくる
熱中症の発熱患者と、コロナの症状を見分けるのに苦労されたという。
かたや感染症と気象災害、かたや熱中症と感染症。
それぞれの立場で、いくつもの苦難と向き合っておられる。
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先日、取材でお会いした際の首長氏いわく、
「秋にまた国政選挙があるでしょ。今はもう2つの"災害"で
手一杯なんですよ、正直言って」
現状下でさらに負担が増えたなら、これを三重苦と呼んでいいものか。