2021/08/20 二重、三重の・・・

仕事場のデスクに2通の郵便が届いていた。

1通は県内某自治体の首長からの残暑見舞い。

もう1通は拠点病院に勤務する感染症専門のドクターから。

地方自治や選挙の話、そして拡大する感染症禍について、

勉強不足の私が日頃から教えを乞うている2人の"先生"である。

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首長氏は、一気に増加基調に転じた新型コロナの感染者数を睨みながら、

毎日のように発表される大雨・土砂災害関連の警報にも神経をとがらす。

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【写真:激しい雨に立ち往生する私の自転車/きょう午後・長野市】

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一方のドクター氏は、いっとき続いた猛暑の日に搬送されてくる

熱中症の発熱患者と、コロナの症状を見分けるのに苦労されたという。

かたや感染症と気象災害、かたや熱中症と感染症。

それぞれの立場で、いくつもの苦難と向き合っておられる。  

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先日、取材でお会いした際の首長氏いわく、

「秋にまた国政選挙があるでしょ。今はもう2つの"災害"で

 手一杯なんですよ、正直言って」

現状下でさらに負担が増えたなら、これを三重苦と呼んでいいものか。