自転車で信号待ちをしていた夕刻のこと。
中年男性氏が跨る自転車が1台、隣りに並んだ。
信号が青に変わりほぼ同時に発車したのだが、
隣りの自転車はあれよあれよという間に加速し、
どんどん距離が開いていく。
「???」と思いつつ、よく見ると
サドルの下に小さなボックス状の装置が見える。
おお、これが世にいう電動アシスト自転車か!
懸命に追跡すること1分足らず。電動自転車氏は
遥か先の信号を颯爽と曲がり夕暮れの街へ消えていった。
いやー、こんなにもスムーズに走るものなのか?
✤
従来型100%人力式(まあ要は普通の自転車です)を
すっと乗り継いできた身にとっては結構な衝撃だった。
夕餉の時間にその話をしたら、社会人1年生の息子が
「あ、俺も通勤用に1台欲しいんだよね」
ブルータスよ、お前もか!やれやれ......。