
歴史好きな方は、再現された土塁の形と松の樹を見ただけで
この場所がどこだか分かるんだとか。
真田家の居城、長野市の松代城跡(通称・海津城)。
何を隠そう、私の生まれ育った町でもあります。

その松代町でロケした映画『陽が落ちる』(柿崎ゆうじ監督)が
きのうから劇場公開されています。
映画の見どころを紹介した事前番組のナレーターを、
僭越ながら私がつとめているのですが(下・収録時の写真)

TVerで配信中の番組再生数が、3月末で9000再生を超えました。
‟松代人"のひとりとして何とも嬉しい限りであります。

ロケ地をあらためて訪ね歩く監督と俳優さんを
ナレーター兼ナビゲーターとしてご案内したのですが、
その皆さんの「松代愛」の深いこと。
地元民の私なんぞ足元にも及ばないほどで!
主演の竹島由夏さん、笹田優花さんの凛々しさと
柿崎監督の歴史への造詣が番組を引き締めて下さっています。
✤
🌤映画『陽が落ちる』:長野グランドシネマズ他で上映中
🌤番組『映画と歴史のまち 信州まつしろロケハン旅』はTVerで配信中
どちらも是非!
子供の頃、共働きだった両親がよく口にしていた。
「長く使うもの、イイものを買おうと思った時は、
長野ならあの店とこの店。松本だったらこことそこ......」。
今週月曜で閉店した松本駅前の「井上本店」は、
そのうちの一軒であったと記憶する。

所用で松本市内へ出かけたきのう、店舗前まで足を延ばしてみた。
シャッターが降り、人通りのほぼない舗道はやはり寂しかった。
◇
私は憶えていないのだが、公務員を定年退職した当時の母が
「昔、あなたを連れて松本までスーツを買いに行ったのよ」
と懐かしそうに話していた。
店が人の流れを作り、街の顔も作っていく。
その店がなくなることは、街の顔も同時に変わることを意味する。
母の記憶の中にある松本駅前は、どんな顔をしていたのだろう。
いつか訊いてみたい気がする。
画面の中は一面の雪原、ではありますが、
それでも春の空気感がそこはかとなく伝わります。
きょうの『ゆうがたGet!every.』で放送した
恒例の登山企画「テッペンいただきます!」は、
早速TVerでの配信が始まっています。

ナレーション収録中のワタクシも、春らしい軽装で(写真)。
が!この数日後に季節外れの寒の戻りに見舞われ、
放送当日のきょうまで身の縮む思いでこごえています。
週間予報を見れば、まだ数日先に雪のマークが。
テッペンも平地も、春はちと足踏みしているようであります。

先週末、放送終了後の報道スタジオで
座り位置やカメラアングルの確認に余念がない
松井美幸、寺澤達哉の両アナ。
あす3月31日(月)から新ニュースキャスターとして
一歩を踏み出します!

20年選手のベテラン松井は、夕方ワイドの顔から
初めてのニュースの顔へ。解説役として7年隣りに座った
私から見て、その「生活感」と「親しみやすさ」が
彼女の最大の魅力であり武器と拝察します。

元野球少年の寺澤は社会人2年生にしてレギュラーポジション。
エラーがないのに越したことはありませんが、
まずは失敗を恐れずに全力投球&全力疾走で!
情報の「キャッチボール」を丁寧に重ねて欲しいと願います。
あす3月31日。いよいよ走り出す新しい春に乞うご期待🌸
これって重複表現じゃないの!
そもそも黄昏(たそがれ)空は黄金色だから
この漢字をあててるんでしょ。
そんな批判を承知でこのタイトルをつけました。
だってホントに尋常でない黄色だったんです。



黄砂が飛来したきのうの夕刻、北安曇にいた私が
松川村と池田町から北アルプス方向を撮影した3枚です。
写真ではわかりずらいかもしれませんが、
肉眼では驚くほどの黄昏色で、重なった山並みも
まるで水墨画のようなグラデーションに。
気象予報士の鈴木智恵さんに訊くと
「もう徐々に黄砂は減ってはきていますが、
あすの朝までは残るかな」とのこと。
これほどの黄砂は私自身も記憶にありません。
今年だけの現象なのか、毎年こんな状態になるのか?
はてさて?