若者が集まる渋谷でも、お洒落な銀座でもない。
東京に住んだ学生の頃から私が好んで歩き回ったのが、
上野、浅草、日本橋あたりの、いわゆる下町界隈だった。
そこは100年前の震災で甚大な犠牲を出した地域でもある。
長野市内で見つかった関東大震災の写真50枚を取材する機会を得た。
その1枚1枚の鮮明さに、まず驚いた。
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ここがあの橋?あの交差点か?
取材でお借りした写真の細部を、自分の記憶と重ね合わせながら
何度も何度も見返してみる。
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長野市出身の写真家(当時22歳)が残した貴重な記録から、
その価値を読み解いてみる。今夕の「news every.」で。