朝の通勤途上、新聞紙ほどのサイズの案内板を手に
交差点に立つ女性を見かけた。そのボードには
「〇〇女子大学 入学試験会場、こちら」とあった。
少子化だけではない。コロナ禍の影響で今年度は
地方試験の会場を増やした大学も多いと聞く。
受験の季節である。
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かくいう私も新年度から始まる大学講義の準備を始めている。
(いちおう週に1コマだけ受け持つ"にわか先生"なのだが)
写真は1年前、国立長野高専(長野市)で行った特別講義の私。
4月から松本キャンパスで受け持つことになる通常講義は
原則「対面授業とする」というのが大学側の方針なのだが、
さて、予定通りになるかどうか。
自宅や自室でじっとリモート授業を重ねた学生も多いはず。
何の気兼ねもなく教室に通える、そんな春であって欲しいのだが。
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教室という空間で「人と会い」「人と語る」ことでしか
始まらないものがある。先日放送したドキュメンタリーで
主人公の先生(故人)が話しておられた言葉がよみがえる。