カネのない宇宙人 閉鎖危機に揺れる野辺山観測所

第57回(2019年度)ギャラクシー賞【テレビ部門】大賞作品
2020年日本民間放送連盟賞 テレビ教養部門 優秀賞
2020年度科学放送高柳賞 最優秀賞
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日本の宇宙研究をリードしてきた国立天文台・野辺山宇宙電波観測所が財政難で閉鎖の危機に陥っている。
奮闘する天文学者を1年間追ったドキュメンタリー番組。

 
「人類史上初めてブラックホールを撮影」、「はやぶさ2着陸成功」―
今年、日本の宇宙研究が世界で輝かしい功績を残した。しかし、その裏側で宇宙研究の土台が崩れ始めている。
「利益になること」「役に立つこと」を重視する国の政策は、日本を支える基礎研究の現場を逼迫させた。
野辺山観測所もその一つである。財政難で苦境に立たされた観測所は打開策を模索する。
そんな折、不穏なニュースが入った。
「研究資金を確保するために国立天文台が軍事研究を検討する」というのだ。
科学の平和利用を推進してきた観測所に動揺が広がったー。
 

プロデューサー/三石剛史  ディレクター/高柳峻
撮影/中村憲一  音効・MA/田畑孝幸
語り/田中泯