2005年度の取り組み
「読む写真展・地球を生きる子どもたち」メディア・リテラシー講座
 
<開催日時>
2005年 6月11日(土) 午後1時30分~3時(おもに高校生対象)
6月12日(日) 午後1時30分~3時(おもに小中学生対象)
<会 場> 松本市美術館 多目的室
<講 師> 信州大学教育学部教授 上田秀洋先生 (美術教育専攻)
<内 容> 松本市美術館で開催中の「読む写真展・地球を生きる子どもたち」(テレビ信州主催)を鑑賞後、「最も印象に残った作品」と「意味がよくわからなかった作品」を参加者に選んでもらい、それについて講師が写真の背景や意図を解説したり、写真を見るポイントについてお話しました。
また2日目の中学生は事前に、美術館前でデジタルカメラで友達の笑顔や風景を撮影。
その作品をプロジェクターに大写しにしながら、写真の特性について学びました。
また江戸時代の写真なども紹介され、写真の歴史についても興味深いお話を上田先生からうかがいました。
<参加者>  
6月11日 高校生25名と顧問の先生9名(県高等学校文化連盟写真部会の皆さん)、一般参加者10名 計44名
6月12日 小学生2名、中学生8名、一般参加者15名 計25名
 
   
写真の特性について学んだこと  
写真は真実を捉え、人間の目に見えないマクロやミクロの世界も見せてくれる一方、合成すればウソをつくこともできる。
だからメディアから発信される写真について注意深く見る必要がある。
光の当て方、構図など、撮影者の意図によって、写真は様々な見え方をする。
写真によって創造力が養われる。
 
 
1日目の講座 講師の上田先生
2日目の講座 真剣なまなざしの中学生
 
担当者後記
テレビ信州では「映像」のリテラシーをこれまで展開してきましたが、今回の「写真」は初めて扱う題材なので、戸惑うことも多く試行錯誤の連続でした。
至らぬ点が多々あったことと思いますが、何卒ご容赦ください。
「写真」は一瞬を切り取ったもので、その連続が「映像」となります。
私たちの生活も、時間の経過も一瞬一瞬の連続です。
その意味ではリテラシーの原点を見つめることができた2日間でした。
   
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