2026/03/11 朝、三陸を思う

けさの出勤前、妻のジャケットの襟もとには

丸い布製のブローチのようなものがあった。

「きょうは大槌刺し子を付けていこう」

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岩手県大槌町(おおつちちょう)は、妻が生まれ育った釜石市の

北隣に位置する三陸沿岸の町である。

そこで震災後の避難生活を送る住民に、針仕事を通じて希望を見出して欲しいと

5人のボランティアから始まったのが「大槌刺し子プロジェクト」だという。

ひと針ずつ丁寧に縫い付けられた模様が可愛らしい。

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いまも行方不明の2515人(※1日現在:警察庁集計)の中には、

妻の親戚も何人か含まれている。

あの日から15年。出勤していく妻を見送りながら、

今できることは何かと、あらためて問うてみる。

★「大槌刺し子プロジェクト」HP ⇒ https://sashiko.jp/