テレビ信州とメディアリテラシー
情報を伝える媒体 = メディア
メディアとは、テレビや新聞、雑誌といったマスメディアだけでなく、地域のコミュニティーから個人対個人の会話など、情報を伝える媒体を言います。
最近は個人対マスというインターネットも登場し、情報発信の方法は非常に複雑化しています。
特にインターネットから発信される情報は、確度の高いものから低いものまで様々あり、私たちの情報の取捨選択能力が大いに大切になってきます。
この中でテレビ信州では、個人への影響の大きいマスメディア、特に生活に密着している『テレビ』を取り上げます。
メディア・リテラシーとは、「メディアを読み解く能力」、この場合テレビからの情報を読み解く能力ということになります。
情報を伝える出口で、情報の取捨選択が行われている
テレビニュースは、記者とカメラマンが膨大な取材テープの中から映像を選択し、原稿を付けてアナウンサーが伝えていきます。
真実を公正に伝えることが義務づけられていますが、与えられた時間で伝えられる情報は限られており、取材者の目がそこに必ず介在します。
情報を伝える出口で、情報の取捨選択が行われているのです。
視聴者は、こうしたテレビの特性を理解した上で、批判的に情報を読み解く力を養って欲しいと考えていますが、私たちの活動はただ批判するところに留まりません。
テレビ信州の提案する「メディア・リテラシー」活動
メディアからの情報は毎日受けており、これを(1)受容活動といいます。
次に自分でも使ってみる(2)使用活動
そして、自分たちも表現する(3)表現活動の3つを実際にやってみようという活動になります。
3つを双方が経験することによって、テレビの視聴者はテレビの見方が本当に分かり、テレビの送り手も受け手の心が理解できると思うのです。
この活動に参加する生徒と教師、テレビ局のスタッフがお互いに学び合うというのが、私たちの提案する「メディア・リテラシー」活動です。
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