フィロス・コレクション
ロートレック展
時をつかむ線
19世紀末パリで活躍し、ポスターを芸術の域へ高めた画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)。
その紙作品コレクションとして世界最大級といわれる「フィロス・コレクション」から約240点をご紹介します。
ポスターはもちろん、素描、雑誌や書籍の挿絵、私的な手紙や写真などで、ロートレックの人生とその神髄に迫ります。
国内3か所のみの展覧会で、東京・札幌を巡回し、松本が最後の会場です。
▼松本市美術館の公式サイトはこちら
https://matsumoto-artmuse.jp/events/event/lautrec2025/
【目次】(クリックすると各コンテンツに移動します)
■展覧会の概要
■チケット情報
■ロートレック、その魅力とは
■関連イベント
■展覧会の概要
【開催日時】
2025年 1月18日(土)~ 4月6日(日)
9:00 ~ 17:00(入場は16:30まで)
◆休館日◆
月曜日
(ただし2025年 2月24日の休日は開館し、2月25日休館)
【会場】
松本市美術館
長野県松本市中央4丁目2-22(Google map)
TEL:0263-39-7400
【主催】松本市美術館 テレビ信州
【協賛】光村印刷
【協力】NX日本通運 日本貨物航空
【後援】 信濃毎日新聞社 読売新聞長野支局 市民タイムス
【企画協力】 日テレイベンツ 日本テレビサービス
【お問い合わせ】
松本市美術館
TEL:0263-39-7400
■チケット情報(税込み、中学生以下無料)
<窓口販売>
松本市美術館
◆単独券
一般:1,600円
大学生・高校生:1,100円
◆セット券(コレクション展+ロートレック展)
一般:2,300円 (※コレクション展800円+ロートレック展1,500円)
大学生:1,400円 (※コレクション展400円+ロートレック展1,000円)
※高校生はコレクション展が無料のためセット券はありません。
※電子チケットの販売と使用は3月30日(日)を以て終了しました。
■ロートレック、その魅力とは
南フランスの伯爵家に生まれ、幼いころから絵に関心を持っていました。10歳代で身体に障害を負い、絵画に専念するようになります。
19世紀後半のパリは様々な文化や芸術が発展し、「ベル・エポック」(よき時代)と呼ばれました。パリに出たロートレックは、モンマルトルを拠点に歌手やダンサー、娼婦たちと交流を重ね、彼らの人生を作品に描き、特に大胆な構図のポスターで高い名声を得ました。
しかし、過度の飲酒などで健康と精神を害し、36年の人生を閉じました。
▼主な作品
「キャバレのアリスティド・ブリュアン(文字のせ前)」
19世紀末モンマルトルを代表する歌手・作曲家、アリスティド・ブリュアンのために制作したポスター。黒い上着につば広の黒い帽子、赤いマフラーというブリュアンの特徴を、シンプルな線と大胆な構図で描いています。今回の展示作は店名などの情報がない、貴重な「文字をのせる前のバージョン」です。
「ディヴァン・ジャポネ」
「ディヴァン・ジャポネ」(日本の長いす)という音楽酒場をPRするためのポスターです。フランスでは当時、日本趣味(ジャポニスム)が流行し、ロートレックも浮世絵を集めていました。本作の大胆な構図に、その影響がみられます。中央の女性はダンサーのジャヌ・アヴリル。舞台の上は、黒い手袋がトレードマークだった歌手イヴェット・ギルベール。著名人が集まる店であることを示しています。
「騎手」
ロートレック10代後半の頃のデッサンで、人馬一体となった動きの瞬間を、素早い描線でとらえています。展覧会では、彼の直筆であるデッサンを数多く展示しました。後にダンサーや芸人の躍動感にあふれる姿を簡潔な線でとらえたロートレックの技量は、若い頃から培われていたことがわかります。
All Images courtesy of “The Firos Collection”
▼読売新聞長野版の連載「ロートレック展から」が、こちらから読めます。
https://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/feature/CO079920/
■関連企画
★高校生が学んだ「ロートレック」のイメージ ※終了しました
展示期間 2月12日(水)~3月30日(日)
エクセラン高校(松本市)の美術科2年生が、美術史の授業でロートレックについて学んだことからイメージしたアートを制作。
松本市美術館のプロムナードに展示します。
★ロートレック展スタンプラリー ※終了しました
松本市内の協賛店3店舗でデジタルスタンプを集めると、ロートレック展の招待クーポン券を1枚プレゼント!
テレビ信州公式アプリ「マイチャン。アプリ」から参加してください。
★大学生が感じた「ロートレック」の世界 ※終了しました
信州大学美術研究会の有志がロートレックの作品・生涯からインスピレーションを得たアートを制作しました。
松本市内で巡回展示しています。
● 1月19日(日)~2月3日(月) ----> まつもと市民芸術館(Google map)
● 2月8日(土)~3月2日(日) ----> CAFE SWEET 繩手本店(Google map)
● 3月5日(水)~3月30日(日) ----> 時代遅れの洋食屋 おきな堂(Google map)
★SHOKUDO&CAFE yumyum 特別メニュー
美食家としても知られたロートレックに思いを馳せ、期間限定の特別メニューが松本市美術館のカフェ・レストラン「yumyum」に登場!
19世紀末パリの雰囲気をお楽しみいただけます。
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