過去の活動報告
2002年
11月25日

山辺中学校
山辺ドリーム大学
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山辺中学校
〒390-0221 松本市里山辺3326
TEL0263-32-0267
参加者
宮沢楓さん、水野安実さん、総合的な学習「山辺ドリーム大学」の生徒約20人
(担当:田中俊博先生、鎌倉清子先生)
企画
地域の人を講師に迎え、生徒と一緒に学ぶ山辺中学校の総合的な学習の時間。
私たちはそれを「山辺ドリーム大学」と呼び、去年から行っている。
平和教育、パソコン、温泉観光、ゴスペル、囲碁など17の学科がある。
子供と地域との年齢差を越えたふれあいは、通常の授業では生み出せないものが多く、全国的にもこのような組織的な取り組みが成立している例はほとんどないと思われる。

私たちはこの「山辺ドリーム大学」を題材に番組を作り、伝えたい3つのコア(核となるテーマ)を考えた。
1.大学の紹介
2.大学の楽しさ
3.地域受講生と生徒のかかわり

番組化にあたって、カメラマンを水野安実さんと田中俊博先生、インタビュアーとディレクターを宮沢楓さん、ナレーションを鎌倉清子先生が担当することになった。
田中先生には編集作業を含む全体を統括していただいた。
取り組み経過
3月29日
テレビ信州で授業説明会。番組企画、構成を田中先生と討議。
7月2日
 
午後授業終了後、番組編成会議を開く。
担当する先生生徒4人、TSB小島寿一記者、それに番組の題材となる山辺ドリーム大学の担当教諭も交えて、番組の内容を考える。
その結果、テーマを温泉観光学科が町の活性化のために地域の人と取り組む「ツリーハウスつくり」と決める。
これまでのメディアリテラシーの放送も見て、最終的な形も検討した。
7月21日~9月28日
 
山辺ドリーム大学の時間に断続的に取材。
温泉観光学科のツリーハウスつくりを中心に、福祉学科、囲碁学科など他の学科の様子もサブ的に撮影する。
ツリーハウス建設の現場に出かけ、カメラで撮影、取材を行う生徒、先生をTSBカメラが取材。
9月28日
 
撮影が一通り終了したが、素材が20時間分あるということで、どの素材を使うかについて、担当の田中俊博先生と中学校でTSB小島寿一記者がミーティング。
映像の組み合わせ方、並べ方などの構成面について打ち合わせを行う。
また荒編集、出前授業、放送日なども予定表を見ながら決定。
10月21日
 
放課後、学校側が進めていたキャプチャー素材を並び替える荒編集を4人とTSB記者が行う。
必要なシーンと不必要なシーンの取捨選択、映像の切り取り方による見え方の相違などを学習する。
また簡単な映像効果なども学ぶ。
この日から、ナレーション担当の鎌倉先生と宮沢楓さんの取り組みが始まる。
10月25日
  午後2時よりTSB記者が山辺中学校パソコン室でテレビメディアの特性について出前授業。
メディア授業をする理由。前回実施校、梓川中学校の放送VTRを上映、これからやろうとしていることを知る。
映像メディアの特性、テレビの構成要素(映像・音声・スーパー)を学ぶ。
番組「山辺ドリーム大学」の完成に向け、インタビュー、ナレーション。
スーパーの授業、ディゾルブ、カットなど出し方による印象の違い。文字数、色などによる見え方の違い。
BGMについての授業。同じ映像に違うBGMを流し、感じる印象の違いを生徒に聞く。
>>最終的なメッセージ<<
必ず作り手には意図があり、それを様々な手段を用いて、編集が行われ、手が加えられていることを学ぶ。「テレビの映像は事実だがそれはつくられたものである」ということ。また番組の映像は1度しか見せることができない。
テレビについての質問コーナーを設けた。
11月17日
 
この日までに学校側が進めてきた編集をTSB記者が学校へ出向いてチェック。
4人の意見を聞きながら、映像の前後のあそびなど放送するVTRの形に仕立ててゆく。
またナレーションをよりよいものにするため、この日再度宮沢さんに収録をしてもらい、入れなおす。
インサートVTRやスーパーのワイプ出しなど、見た目の効果を加えて、3分3秒の番組が完成する。
11月25日
  生放送本番(山辺中学校より)
午後3時半 / TSB中継スタッフ10人山辺中学校に到着。セッティング開始。
午後4時半 / 生徒たちが学校に集合。生徒たちを交えて本番の打ち合わせ。
午後5時 / リハーサル。
午後6時30分~40分 / ニュースプラス1信州で生放送。

今回ははじめての試みとして、担当したTSB小島寿一記者が司会を務めた。
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