2003年度の取り組み
武蔵工業大学第二高校
2003年度メディアリテラシー教育 出前授業表
武蔵工業大学 第二高等学校
〒399-0703 塩尻市広丘高出2081
電話(代)0263-52-0645

http://www.musako2.ed.jp/
情報マルチメディア科3年生
「マルチメディア応用」の教科で番組作りに挑戦します。
作品1 1学期は去年行った沖縄への修学旅行で撮影した素材を使って8つの班で3分程度の番組作りを行ないます。
「同じ素材を編集しても、全く違った視点の作品ができる」ことを学ぼうというのがこの授業のコンセプトです。
完成後8作品の審査会を行い、最優秀作品はテレビ信州のニュースで放送する予定です。
作品2 2学期には班毎に自分たちでテーマを探し、ミニ番組作りをします。
これも同じように審査を経て放送します。
作品1は体操の規定演技、作品2は自由演技といった位置付けです。
取り組み経過
12月4日(木)
作品発表会で最も高い評価を得たグループが、ニュースに生出演するために長野市のテレビ信州放送センターを訪れました。
訪れたのは情報マルチメディア科の生徒3人と担当の河野通俊先生です。

一行は、「ゆうがたGet!」の生放送中のスタジオや、調整室、また放送設備などを見学しました。
その後、ニュースプラス1信州に出演しました。生徒たちにとっては初めての経験ということもあり、緊張していたようです。
今回の放送では生徒が作った3分間番組で最も評価の高かった作品、「保育士になりた~い」がそのまま放送されました。
調整室を見学 スタジオ出演の様子
大きなミスもなく無事に放送は終了
生徒からは、「素材がたくさんあって、天秤にかけながら、抜粋して3分間にするのがとっても大変だった。」「自分で番組を作ってみて、テレビの番組やCMなどはどのようにつくったんだろうと、裏側を考えるようになった。」「早めに取り掛かったらもう少しいい作品になると思う」など様々な声が聞かれました。
放送後のインタビュー
  堀内賢吾君[ディレクター]
「テレビに映っているところは真剣にやっているが、テレビに映っていないところは気楽にやっていることがわかった。緊張したけど楽しかったので良かった。」
鍋島滋人君[編集]
「自分で話す言葉が緊張して分からなくなりました。テレビ局にある編集機の機能を使えたら、もっといい作品ができたんじゃないかと思った。」
保科美幸さん[カメラ・ナレーション]
「すごいスタジオの空気が緊迫してて、だめでした。緊張しちゃって頭の中が真っ白でした。」
河野通俊教諭
「スタジオの緊張感、時間をカウントされることが目に入ってきてしまう。今回は私自信も、放送機器などを見せていただいていい勉強になりました。」
生放送の模様は、12月29日(日)午前5時30分より放送される「ふれあいテレビ信州」の中でもお伝えします。是非ご覧下さい!!
11月12日(水)
7月から取り組んできた3分間の番組作りの集大成となる、作品発表会が行われました。
9つの班が、番組作りに取り組んできた成果を班ごとに発表しました。
発表会では自分たちの番組を見る人たちに、作品の良さをアピールするプレゼンテーション能力も評価の対象となりました。
作品のテーマは、ごみ問題などの社会的なものから、現代人の食生活や携帯電話など若者らしさあふれるものまで様々でした。
生徒たちの作品のタイトル
みんなの作品を鑑賞 マイクで発表 講評する
飯島TSB報道部長
発表会後の講評
  河野通俊
武蔵工大二高マルチメディア科教諭
  「なかなかいいものができたと思う。完成まで時間をかけてやった事を評価したい。彼がこの作品作りを通して「何を思ったか」を彼らにフィードバックし、今後こういう機会があったらどうしたいかを、次の課題としてもってもらいたい。」
吉国明夫
武蔵工大二高マルチメディア科長
  「3分間という制限のある中で、どう自分たちのメッセージを伝えられるか、伝えることができたか、それがメディアリテラシーである。そのことを生徒たちには学び取って欲しいと思う。」
飯島君雄
テレビ信州報道部長
  「しゃべっている人のコメントをもう少しスーパーで出したほうが良かった。しかし番組のテーマは多岐に渡っており、高校生ならではの視点も出ていた。彼らの努力が伝わってきた。」
小島寿一
テレビ信州中南信報道室記者
  「私たちはどんな作品を作ったかが結果が問われるが、生徒たちはどうテレビが作られているか、またどう映像を編集すればどんな結果が生まれるか、など、過程について学べたことが重要であると思う。そのことを彼らには忘れないで欲しい。」
生徒たちに、番組作りをした感想を聞いてみました。
  3分という時間に収めるのが難しかった。カットするところを選ぶのに迷った。
テレビの見方が変わった感じがします。家でテレビを見るとき、前より隅々まで詳しく見るようになりました。
テレビの裏側を知り、作り手の大変さを知ることができました。また番組作りに取り組みたいと思います。
思っていたよりも難しかった。グループの中で意見がぶつかり、それをまとめるのが大変だった。
今回完成した9つの作品の中で、最も評価の高かったものは、12月中に放送されるニュースプラス1信州の中で、生徒も交えて放送する予定となっています。ご期待下さい!
また作品発表会の模様は、11月30日午前5時30分より放送される「ふれあいテレビ信州」の中でもお伝えします。是非ご覧下さい!
6月4日(水)
去年の修学旅行の素材映像を使い、A~Iまでの9つの班が思い思いのテーマでこの日までに番組を制作。全員で講評し合いました。
同じ素材を使って、作品の切り口や仕上がりを比較しました。
マルチメディア科の先生4人とテレビ信州の記者が審査員を務めました。
 
主な講評
テンポが良い作品が多く、見ていて楽しませてもらえた。
旅行に行った時期、人数、場所などのデータをもっと盛り込んで欲しかった。
沖縄の雰囲気が伝わってきた。
綺麗な海、美しい景色、そして沖縄の音楽など。
沖縄の音楽が流れているシーンに映像をかぶせる「インサート」の技術を学んで欲しい。
ナレーションが少ない。
もっといろんなことをどんどん説明して欲しい。
自分たちが旅行に行ってどう思ったか、どう感じたかなど、感情を表した部分がない。
旅行を紹介するのか、それとも面白い部分だけに限るのか、はっきりする。
みんなの作品を鑑賞 沖縄の修学旅行を編集 一人一人が
作品を評価しました
4月23日(水)
3時間連続の「マルチメディア応用授業」がありました。
テレビ信州から記者2人とカメラマンが「出前授業」しました。
4時間目
テレビの特性、企画の立て方などの講義
5時間目
  去年の番組作りのニュース視聴、撮影の方法と映像の特性実技
6時間目
  照明による映像の変化実技、企画書作成
テレビ信州スタッフによる
撮影の方法の実技指導
人物を上から撮影すると
どんな風に見えるかな?
▲UP