3月、長野市内の飲食店などを利用した愛知県に住む20代の男性が、はしかに感染していたことが分かりました。 はしかに感染したのは愛知県岡崎市に住む20代の男性です。長野市保健所によりますと、男性は3月22日の午前中、長野市の「むさしの森珈琲長野若里店」、「セブン‐イレブン長野若里店」を利用したあと、ホクト文化ホールで開かれた信州大学の卒業式に出席。その合間に「デリシア若里店」を利用したということです。男性は、はしかのワクチン接種をしておらず、ベトナムへの渡航歴がありました。 はしかは非常に感染力が強く、免疫がない人が感染すると100％発症し、発熱や咳、発疹などの症状がみられます。保健所によりますと、はしかウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされていて、現時点で男性が訪れた施設を利用しても心配ないということです。また、男性と同じ時間帯に施設を利用した人で、はしかが疑われる症状が出た場合、必ず事前に医療機関に連絡し、速やかに受診するよう呼び掛けています。