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子どもと学ぶ「がん」の正しい知識 図書館が市民と企業を結ぶ 

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子どもと学ぶ「がん」の正しい知識 図書館が市民と企業を結ぶ 

日本人の2人に1人がなるとされる「がん」。世代を超えて「正しい知識や情報を知ってもらいたい」と、塩尻市で啓発イベントが開かれました。 子ども体験 大人の声 「ハサミみたいに広げると、そうそうそうそう広がる。手術成功するでしょうか」 子どもたちがチャレンジしているのは器具を使う手術体験。塩尻市で開かれたがんの啓発イベントです。国立がん研究センターのがん情報ギフト「結ぶ」事業の協力支援を受け、塩尻市立図書館が開きました。 がん患者とその家族を支援する市民団体「がんサポートおむすび」と市の健康づくり課が企画に参加。それに支援企業が協力した文字通り「結ぶ」プロジェクトです。 この日は子どもたちに図書館が入る「えんぱーく」を回りながら“がんについて知ってもらいたい”とスタンプラリーを企画。 スタンプを5つ集めると、がん博士に…。 会場スタッフ 「ヒント 当てはまるもの全てに丸をつけていこう」 子どもたちは真剣な表情でクイズに挑戦。 会場スタッフ 「スタンプが集まったのでゴールです。おめでとうございます。がん博士になりました」 NPO法人がんノート岸田徹 代表理事 「やりたいことって何だろうなって思ったときに自分はもう少し誰かの役にたちたいと思った」 また、がんを経験し、がん教育や患者のための情報を発信している岸田徹さんとがんの専門医師が「小学生からわかる最新ゲノム医療」をテーマに講演しました。 諏訪赤十字病院がん診療推進室進士明宏 室長 「(細胞には)寿命があります」「(リレーで)次のランナーがきちんと同じ役割を果たして回ってほしいといいうようにバトンの受け渡しをしているイメージです」 小学生 「がんのことをいろいろと知れた」 保護者 「得るものがあったんじゃないかと思うので家でも(がんのこと)を話していきたいと思います」 会場には小児がんの治療を受けた子どもたちの作品展示もありました。 塩尻市立図書館 司書北澤梨絵子さん 「お子さんが分かるようにっていうことは誰でも分かるのかと思いますので、このつながりをこれからも大切にして図書館でもいろんな情報発信をさらに充実させていけるようにしたい」 塩尻市立図書館では来年度もがん教室を6回計画していて初回は5月に開く予定です。

3月29日 10:23

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