第五回「脱穀・しめ縄作り・お餅つき」

10月17日の作業は「脱穀」。
9月の「稲刈り」の時に干した稲から籾の部分を取り出します。

まずはちょっと珍しい機械を使って作業。

実はこれ、50年ほど前まで使われていた「足踏み式脱穀機」なんです。
子供達も初めて見る機械に興味津々!
親子揃って脱穀体験、レバーを踏むのに力がいる作業で大変でしたが、親子で協力して作業していましたよ。
 
続いて、現代の脱穀機を使って作業です。

「足踏み式脱穀機」と違って作業のスピードは早い早い!
昔の農作業の大変さを知り、お米一粒一粒を大切にする気持ちが生まれるんですね。

こうして今年収穫できたお米がこちら。

天候不順などの心配はありましたが、
およそ400kgのお米を収穫することができました!

そして10月24日はいよいよお待ちかねの飯ごう炊さん。

自分たちで育てたお米を味わっちゃいます!

ご飯を炊くのが初めてという子供もいっぱい。
うまく炊けるのでのでしょうか?

どうですか、炊きたての新米!

待ちに待ったご飯を、みんなが大好きなカレーでいただきます!

田植えから半年かけ、自分たちの手で作ったお米の味は格別!
この米作りを通して、食べ物の大切さを改めて感じることができたのではないでしょうか。

この日は「マイチャン。の森」へも行きました。

まずは里山の整備。
森の中に落ちている小さな枝を拾って森をきれいにします。
大きな木はノコギリを使い小さくしてから集めます。

里山を保つためには大切な作業なんです。
 
しかし作業中、子供たちが気になるのがこのツリーハウス。

「よっこらしょ」の方々を中心に今年の夏から製作中のもので高さは5mほど。
子供が10人以上乗っても大丈夫なんです。
まさに「秘密基地」という言葉がぴったり!

普段見ない高さから見る森の景色に子供達も大興奮!
紅葉が美しい森を満喫していましたよ。
 
12月12日(土)親子米作り大作戦として最後の行事、
「しめ縄作り・お餅つき」がテレビ信州本社で行われました。
 
まずはしめ縄づくり。
もちろんしめ縄は、マイチャン。田んぼで獲れたわらを使って作ります。

先生は田んぼでもお世話になった大日方さんです。
手取り足取り教えていただきます。


しめ縄には諸説ありますが、年神様を各家庭へ呼ぶために家の中を神聖な場所として清めるために飾られているそうですよ。


初めての作業に悪戦苦闘の様子。
それでも、家族みんなで力をあわせて作ります。

続いては、玄関前で餅つきです。


今では手軽にお店で買えてしまうお餅ですが、
いざお餅をつくとなると大変です。
親子で力を合わせついていきます。


ちなみにこのもち米は、NPO法人「よっこらしょ」さんの田んぼで収穫されたもち米を使わせていただきました!     

 
今度はつきたてのお餅を鏡餅にしていきます。
 

まずはお餅をまん丸にするために手のひらを使いコロコロとお餅をこねていきます。
パン作りのようでみなさん楽しそうですね!
作った鏡餅は各自タッパーに詰めて持ち帰りました。

続いては試食タイム!「きな粉」と「あんこ」のお餅です
「いただきます!」
みなさん一気にお餅をほおばります!おいしそう!

最後に1年間かけて育ててきたお米を参加家族に配ります。

みんなの写真が入った米袋。松本市の中島屋降籏米穀さんが特別にオリジナルの袋を作ってくださいました。
精米されたお米は無洗米です。子供たちは「家に帰って早く食べたい!」とうれしそうに話してくれました。

これにて、2015年親子米作り大作戦のすべてのイベントが無事終了いたしました。
この企画にご協力いただいた「NPO法人よっこらしょ」の皆さん、地元農家の大日方さん、ほかにもたくさんの方に支えられていただき活動することができました!
ご協力いただきありがとうございました!
 

では最後にみんな揃って…
「親子米作り大作戦大成功!!」