
第400回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ | 令和3年11月25日(木) |
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■場 所■ | テレビ信州 本社(長野市)(Web参加の委員も) |
■出席委員■ | 石川 利江 委員長、松田 正巳 副委員長、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、渡辺 理雄 委員 |
■議 題■ | 【合評番組】 チャンネル4「置き去りの犯罪被害者 銃弾に子どもたちを奪われて」 令和3年10月30日(土)9:30~10:00放送 【番組内容】 昨年5月に坂城町で起きた殺人事件の被害者家族を取材した。 自宅に入り込んできた暴力団員に銃殺され、2人の子供が命を落とした。 失意の父親を待っていたのはデマや誹謗中傷だった。 仕事もできず、経済的にも追い詰められ、置き去りとなった犯罪被害者や支援者の姿を探った。 【主な意見】 ・犯罪被害者の二次被害については、今深刻な課題になっています。SNSの匿名性がそれを助長している気がします。番組では、実例を持ってわかりやすく印象深く示していました。それに対して犯罪被害者支援が全く十分ではないことがよくわかりました。 ・国が2005年に犯罪被害者基本法を施行し、被害者支援について国と地方自治体などの責務を定めています。でも、長野県では具体的なことを定めた条例がなく、やっと市町村も支援について考え始めたということです。そのため、事件当時被害者家族は、公営住宅にも入居ができなかったということに驚きました。犯罪被害者支援条例の必要性を感じました。 ・三重県の条例について伝え、坂城町の被害者の場合なら、具体的にどんな支援が受けられるのか説明することで、わかりやすかったと思います。 ・現在検討中の長野県の犯罪被害者支援条例について、番組で検証をしてほしかった。引き続き条例についても取材を続けてほしい。 |