放送番組審議会
 
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第399回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 令和3年10月27日(水)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野市)(Web参加の委員も)
■出席委員■ 石川 利江 委員長、松田 正巳 副委員長、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松橋 賢一 委員、柳澤 勝久 委員、渡辺 理雄 委員
■議 題■ (1)合評番組
さだまさし☆香取慎吾 アートはうたう
令和3年7月25日(日)15:00~15:55放送

【番組内容】
さだまさしと香取慎吾が2019年10月の台風19号で被害を受けた上田電鉄別所線の沿線を巡り、歌とアートで地元住民らにエールを送った。

【主な意見】

・全体に温かい雰囲気で、さだまさしさんと香取慎吾さんはじめ出演者が別所線、地域を応援していることがよくわかる番組でした。

・別所線の終点の別所温泉でのパフォーマンスに向かって、途中で下車しながら名所を紹介していく旅番組的要素の構成でした。この番組は災害に見舞われた方、今のコロナ禍の皆さんを元気づけるための番組だったと思います。

・Huluでも全国で見られるのですが、できたら全国放送になってほしいと思います。

・別所線沿線について、多くの場所が紹介されていて、少し散漫な感じがしました。

・綺麗で、力のある言葉がたくさん出てきました。特に、香取さんが、原田泰治さんの絵を見た時の「絵から音が聞こえて来るようだ。小川の音、子供の声・・・」の言葉が良かった。また、さだまさしさんが無言館で戦没画学生の絵を見た時の「コロナで命の危険があることを身近に感じた。人によって命の捉え方は違うけれど、それと同じ様に残すものも違う。一人一人が残してきたものがここにある」という言葉も力のある言葉だと思いました。

・別所線全線開通をきっかけに別所線周辺の観光や最後の別所温泉でのパフォーマンスという番組構成だった。さだまさしさんの歌と上田高校混声合唱班、上田染谷丘高校音楽班の合唱、香取慎吾さんと松本蟻ケ崎高校書道部と人生経験もあるお2人と若い高校生のパフォーマンスはとても素晴らしかった。さだまさしさんの歌の歌詞が良くそれが書道でも表現されていました。最後に香取さんが「自分もみんなの力を借りて生きていると思う。“開進”はとても素敵な言葉です。僕も力をもらいました」と言ったことで、高校生も力をもらったと思います。

・アートを背景に別所線の今を伝えていて、「アートはうたう」のタイトルは見終わった時に絶妙だと思いました。


(2)「放送番組の種別の公表」について
2021年4月~9月の種別ごとの放送時間量と、2021年10月期基本の各番組の種別区分を報告した。