
第398回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ | 令和3年9月22日(水) |
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■場 所■ | テレビ信州 本社(長野市)(Web参加の委員も) |
■出席委員■ | 石川 利江 委員長、松田 正巳 副委員長、河村 洋 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松橋 賢一 委員、柳澤 勝久 委員、渡辺 理雄 委員 |
■議 題■ | 【合評番組】 チャンネル4「腎臓を待つ ~移植手術をめぐる家族の選択~」 令和3年7月10日(土)9:30~10:25放送 【番組内容】 成人の8人のうち1人がかかると言われている慢性腎臓病。 番組では、腎臓移植に関わる様々な人を追った。 【主な意見】 ・年齢を重ねると、健康に対する不安を感じているので、自分のことの様に身につまされる様に感じました。若い人が見るのと、年を重ねた人が見るのと、見た人の年齢によって、影響や解釈が大分違うと思います。 ・日本人の成人8人に1人、1,330万人が患っている腎臓病。そのうち34万人が人工透析をしている。最初に出演していた女性は、20年間献腎移植を待っています。1日5時間の人口透析を週3回。平均では14年9ケ月待つということです。それでも親からの生体腎移植は断わりました。なぜならドナーもリスクがあるので、健康な人の体を傷つけたくないという考え方でした。 ・番組で紹介されていた、4人の方は、献腎移植を待つ人と生体腎移植を待つ人と受けた人でした。生体腎移植は、ドナーも将来腎臓の調子が悪くなると人口透析をしなければならないリスクがあること、移植された人も免疫抑制剤を飲み続けなければならないこと、体験者の話や医師の説明などで番組を通して、今まで詳しく知らなかった臓器移植について多くのこと学びました。 ・日本の臓器移植の低さについてデータで示されていましたが、献腎移植についての医師の説明で、日本人の死に対する嫌悪感や死について考えることは縁起が悪いなどの考え方のためとのことでしたが、もっと深く理由について深堀してほしい。外国の臓器移植の実情などについても詳しく紹介してほしかった。 ・臓器移植についての意思表示について、免許証や保険証、マイナンバーカードなどに記入欄があることを番組を見て初めて知りました。意思表示も含めて臓器移植について今後どの様に行動すれば良いか考える番組だったと思います。 |