「2011年3月12日」。
東日本大震災の翌日、
長野県北部では最大震度6強の地震が発生しました。
あれから11年...。
災害関連で3人が亡くなり、
建物などへの被害が出た栄村では
「栄村防災の日」が定められました。
先週土曜日(12日)、取材に訪れた
復興と村の発展を願う「キャンドルのつどい」。
ボランティアの方から
「メッセージを書いていって」とお声がけいただき、
復興、防災への願いを込めてしたためました。
11年の時が経ったいま、
地元局のキャスターとして、
伝えていけることはなんだろうと考えます。
自然の力には逆らえない。
災害の発生は食い止められない。
けれど、防災についての意識を高め、
日頃から準備をしておくことはできる。
住民の皆さんからお話を聞き、
記憶をつないでいくことはできる。
東日本大震災以降、
人々の災害への向き合い方は変わったと感じます。
ただ、記憶が薄れていくと意識も徐々に低下してしまいます。
栄村への取材後、
私自身、部屋の高い位置にあるものの整理や、
備蓄品の確認を行いました。
こうした節目は一つのきっかけにすぎませんが、
一人一人が改めて「防災」を見直すことが大切ですね。