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放送番組審議会
 
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第349回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 平成28年10月27日(木)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野)
■出席委員■ 上田 秀洋副 委員長、川合 正敏 委員、関 由美江 委員、丹羽 洋介 委員、長谷川 敬子 委員、柳澤 勝久 委員、吉山 一輝 委員、(レポート)河村 洋 委員
■議 題■ 【合評番組】
チャンネル4「生きて日本へ帰る 10代の満州逃避行」
平成28年8月27日(土)9:30~10:25放送

【番組内容】
1945年8月。ソ連軍が対日宣戦を布告した。
当時、満州(現中国東北部)で暮らしていた日本の民間人は、捕虜となったり、家族を失ったりと、苦難に直面しながら生き延び、日本への帰還を果たした。
番組はその壮絶な体験談と広島原爆の記憶を伝え、平和の尊さを描いた。

【主な意見】

・満州での戦争体験についてそれぞれの人物を丁寧に取材し、多角的に捉えていたと思います。

・東寧に派遣された中学生達は、生存率が高かったのですが、どうやって日本にたどり着いたのか、その経緯や帰国した後どんな生活を送ったのかについても知りたいと思いました。

・中学生が聞いた「お前達は、国からも軍隊からも見放された。悔しかったら、生きて帰れ」という印象的な言葉は誰が言った言葉なのか知りたいと思いました。

・後半の松本の親子平和教室の取り組みや広島での原爆の話は大事なことだと思いますが、今回の満州での体験談とは別の番組としてきちんと丁寧に取り上げた方が良かったと思います。

・ソ連の参戦により、家族で満州へ開拓に出ていた神津さん一家の想像を絶する逃避行の飢餓や銃弾に倒れた姉の話は大変ショッキングでした。改めて戦争の悲惨さ、平常では考えられない厳しい、悲しい、苦しい現実を知らされました。

・神津さんの描き方について、中国から戻ってきて一人暮らしなので、孤独な方かと思ったら、親族もたくさん日本にいた。香港で、子供達と悲しい別れをした後はどうだったのか?その経緯がわかりませんでした。人物を描くにはどういう経緯を経て現在にいたったのかを示すことが大事だと思います。

・生々しい経験を淡々と語る、一人の語り部を代表に構成する番組は地味だと思いますが、心に残ると思います。

・戦争や終戦後の体験が、生の声で映像に記録できる時期というのは、もう何年も残されていないと思います。こういう番組で証言を記録に残しておくことは大変意義があることだと思います。


(2)「放送番組の種別の公表」について
2010年放送法改正によって「放送番組の種別の公表」が義務付けられました。
これに伴い個々の番組を所定の種別に区分して、種別ごとに放送時間量を集計し、結果を報告しました。(2016年4月~2016年9月・10月基本番組)