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放送番組審議会
 
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第338回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 平成27年9月24日(木)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野)
■出席委員■ 藤澤 繁雄 委員長、石川 利江 副委員長、上田 秀洋 委員、川合 正敏 委員、丹羽 洋介 委員、長谷川 敬子 委員、吉山 一輝 委員
■議 題■ 【合評番組】
チャンネル4「空の記憶 写真家・石川文洋の戦争」
平成27年8月29日(土)9:25~10:25放送

【番組内容】
諏訪に住む写真家・石川文洋氏の活動を取材。
ベトナムを始め、戦場カメラマとして著名な石川氏が、生まれ故郷の沖縄県の米軍基地問題に取り組む姿を中心に追った。

【主な意見】

・沖縄の基地問題と反戦平和運動というのは微妙に違うので、米軍の基地のない長野県民にとっては、もう少し整理して伝えたほうが良かったと思います。

・石川さんの言葉で「世界中からすべての戦争がなくなれば、沖縄の基地はなくなります。でも、沖縄から基地がなくなることは世界平和を意味するものではない。沖縄から基地がなくなれば、戦争を手伝っているという加害者的罪悪感がなくなり、さらに沖縄が標的とされることがなくなり、沖縄は平穏になる」と言われている。沖縄の米軍基地がなくなったら本当に日本が平和になるのか、米軍基地を直接かかえていない長野県のリスクは増えるのか、減るのかについては説明がなかったと思います。

・沖縄の基地問題、それから終盤に少し出てくる安保法制の部分がありましたが、反対する人の話を取り上げて、番組トーンも基地反対でいいが、基地や安保法制のような直面する政策課題を取り上げる場合は、反対だけではなく進める側の論理も視聴者の判断材料として提示したほうが良かったと思います。

・冒頭の若者への戦争に対するインタビューでは、同じような意見ばかりで違和感を覚えました。もう少し違う意見の人はいなかったのかと思います。

・沖縄の基地面積の表現について、沖縄の7割以上と表現している様に思われました。表現の仕方を工夫した方が良かったと思います。

・ベトナムの方もベトナム戦争について実際には詳しく知らなかったが、石川さんの写真を見て戦争について知ることができたということで、写真の力はすごいと思いました。

・石川さんは、自分の見たものを次の世代に伝えていかなければいけないという使命感に突き動かされていることがよくわかりました。

・戦争を経験した人も少なくなってきているし、視聴者のほとんどが戦争を体験していない人が多い中で、戦争に関する番組を作り続けることは報道の使命だと思います。