会社情報
放送番組審議会
 
放送番組審議会トップへもどる
 
第332回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 平成27年1月29日(木)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野)
■出席委員■ 藤澤 繁雄 委員長、石川 利江 副委員長、上田 秀洋 委員、内田 浩二 委員、丹羽 洋介 委員、長谷川 敬子 委員、柳瀬 裕之 委員、(レポート)河村 洋 委員
■議 題■ 【合評番組】
チャンネル4「御嶽山噴火 9・27 記録と証言」
平成26年12月20日(土)9:30~10:25放送

【番組内容】
戦後最大の火山災害となった昨年9月27日の御嶽山噴火。
登山者が撮影した多数の動画、静止画を、撮影した本人の証言とともに伝えました。

【主な意見】

・9合目の避難小屋の場所から始まって全部で7つの場面、場所その注釈が中心となっている証言者の現場の写真や動画をもとに展開していくという構成が非常に効果的だと思いますし、御嶽山の立体地図の画像をもとにぐるっとまわりまがら場所を示していく、噴火という全容を掴んでいく上では非常に効果的だったと思います。

・山に登ったことのない人、御嶽山を知らない人にはわかりにくく、立体的に地形がわかる工夫が欲しかった。

・それぞれの場所危険性を死者数と火口からの距離で示していましたが、それと共に当日の風向きや風力標高、地形など、より客観的な情報にふれられればより客観的に全体像が見え、証言もいきてきたと思います。

・証言した人々については、よく探し出して取材されていたと思います。また、語る言葉は、「またたく間に漆黒の闇になる」あるいは、「熱風が襲う」という体験者にしか語られない言葉だったと思います。

・証言をした方の「写真を撮っていないですぐ逃げるべきだった」という言葉や亡くなった方のご家族の「写真なんか撮っていないで、早く逃げてくれれば良かったのに」という言葉が大変重要で、ぜひ視聴者に伝える価値があったと思います。みんながカメラやビデオを常に持ち歩いている時代で、自分の見たことを直ちに遠くにいる知人にも伝えることが一般化していますが、これによって迅速に危険を周知することもできますが、今回の様に一刻を争う時には、自らを危険に巻き込む可能性も教えてくれました。そして、今後活火山に登るためにはどうしたらいいのか、きちんと教訓として残ったと思います。

・最初は入道雲かと思いながら、次第に時間を追うごとに大変なことが起きていく、それぞれの現場にいた方の心の動きが、まさにそこにいる様に視聴者に追体験できる様な構成だったと思います。

・体験者の正常化バイアスという、あまりにも異常な事態が起きたときには大したことがないと思う心理状態が、時間を追ってどの様に変わっていくのかがよくわかりました。

・噴火が起きたということは、次もあると考えるべきなので、事前の予告情報、準備、山小屋も避難場所を作るとか、ヘルメット着用を義務づけるとか、避難する手順を徹底するとか今後の対策が必要だと感じました。

・麓の王滝村の不安を取り上げた番組後半については、今後村の再生を中心にした番組をある程度の時間をおいて制作してほしいと思います。