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殺人罪で会社員の男を起訴 佐久市の高齢男性を長和町で遺棄した事件【長野】

去年12月、佐久市の県道で高齢の男性が車ではねられた上、長和町の山中に遺棄され死亡した事件で、長野地方検察庁は28日、保護責任者遺棄の疑いで逮捕・送検されていた、佐久市の32歳の男について、殺人の罪で追起訴しました。 殺人の罪で追起訴されたのは、佐久市の会社員・佐藤英伸被告32歳です。 起訴状などによりますと、佐藤被告は去年12月、佐久市内の県道で、近くに住む中沢秋雄さん・85歳を、運転していた車ではねて、多発性外傷を負わせました。 死亡するのもやむを得ないと決意し、中沢さんを車に乗せて、自宅の駐車場まで連れていき、さらに別の車に乗せ換えて、長和町の山林内に放置し、低体温症などによって死亡させたとされています。 検察は、佐藤被告の認否を明らかにしていません。 警察は、保護責任者遺棄の疑いで逮捕・送検していましたが、検察は捜査の結果、殺人の罪で起訴しました。 佐藤被告はすでに、過失運転致傷などの罪でも起訴されています。

18:08