放送番組審議会
 
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第419回 テレビ信州放送番組審議会(概要)
■日 時■ 令和5年10月25日(水)
■場 所■ テレビ信州 本社(長野市)
■出席委員■ 石川 利江 委員長、松田 正巳 副委員長、金田一 真澄 委員、関 由美江 委員、長谷川 敬子 委員、松橋 賢一 委員、柳澤 勝久 委員、山下 貴司 委員、渡辺 理雄 委員
■議 題■ 【合評番組】
勇退~40年目の夏~
令和5年9月23日(土)16:00~16:55放送

【番組内容】
長野県高校野球界に大きな功績を残した、日本ウェルネス長野高校の中原英孝監督が今年の夏に勇退しました。
これまで県内の3つの高校で指揮を執り、春夏合わせて11回の甲子園出場経験を持つ名将。
その素顔は誰よりも選手に寄り添い絆を大切にしてきました。教え子へのインタビューを元に独自の野球観と素顔に迫り、情熱を注いだ40年の集大成、すべてをかけた今年の夏に密着しました。

【主な意見】

・自分のことで選手に迷惑をかけられないという意識から、40年間の野球監督の人生に区切りをつけ、スポーツマンとして、また指導者として潔さを感じました。

・常にグラウンド全体を見渡して、選手を洞察していました。監督の洞察力を武器に、情報を集めてチームを作っていてすごいと思いました。

・中日ドラゴンズ上田コーチの、「人に感謝をしなさい」という監督の言葉が人生の転機になったというエピソードが、「先心後技」の話にスムーズにつながっていて、非常に印象深かったです。

・23歳で監督になり、今年78歳になったということであれば、タイトルの「40年目の夏」は計算が合わないと思いました。「40回目の夏」ではないのかと気になりました。

・監督を務めた長い期間の、良いことも悪いこともいろいろなエピソードを紹介してほしかったです。人一倍苦労されたと思いますが、番組の中では見えず、「いいとこどり」だと感じました。

・中原監督のプライベートな部分がなかったので、もう少し違う角度で中原監督を知りたいと思いました。

・後任の監督は誰になるのだろうと気になりました。野球界に関わる人間としては、繋いでいくという部分を取り上げても良かったと思います。

・文字を書くということは、気付きや自分の中で何か生まれるものだと思います。新聞も今は読まなくなっていると思いますので、選手にとって、野球ノートは良いきっかけになっていたと思います。

・選手への一言一言に重みがありました。練習での厳しい言葉や、メンバー選考のときの自覚を促す言葉など、人間として生きていく糧を感じました。

・中原監督の勇退は、長野県の高校野球の歴史の1ページを飾る大きな出来事だと思いますし、それにふさわしい番組内容でした。中原監督が長野県の野球界において、非常に著名な重鎮であると理解できました。

・教え子のプロ野球選手やコーチのコメントも入っていて、努力すればプロになれると子供たちに夢を与えるような番組でした。

・中原監督は経験豊富で、熱心で、尊敬すべき指導者でした。指導を受けた生徒たちもとても幸せだったと思います。